話し足りない一日の終わりに

私の好きな魅惑のバンド(その4)

2016年7月5日(火)大阪城ホール

そして大阪。

イエローモンキーを初めて観たのも大阪城ホールだったから、ここは抑えておきたかった。友達がなんとスーパーシートに当選したし、期待も高まる。

アリーナ、10列目よりうしろだけどど真ん中。

ど真ん中というのはステージを正しい方向から真正面で観ることができるわけで、広いところだとなかなかこういうのを味わえない。

これが思いのほか良かった。

そっか、こういう感じなんだ。

両サイド二人で真ん中。こういう感じで立ってるんだ。

もう立ってるだけで絵になるバランス。たまらん。目に焼き付けろ。

それでもって、バンドは代々木の初日とは全然変わっていた。

「久しぶりに集まりました」ではなかった。

復活を知ったとき、「一番かっこ良かった時代が帰ってくるわけではない」と思っていたけど、大阪で観た彼らは「一番かっこ良かった時代」をまとって現れた。

…感無量。

この日、良かったのは「球根」と「花吹雪」。

花吹雪は吉井さんの立ち姿が良かった。

吉井さんはソロになって歌い方を変えていて、声が太くなって力強くなったのだけど、イエローモンキーになると私の好きな「ひらべったい声」も「巻き舌」も出て、これもまたたまらん!

「捨ててしまったもの 戻って来ないけれど なくしてしまったものなら急に 帰ってくることあるんだぜ」(トブヨウニ 2004年)

捨ててないから帰って来たんだなあ!